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日本の“衣”文化の源流、小石丸の新しい価値を発見し、未来へ受け継いでいくコ・クリエーションプロジェクト始動 | 純国産絹・小石丸の着物生地を利活用した作品アイディアを募集!

合同会社 Catal
Co-ishimaru Silk Projectは、2020年2月20日、日本の『衣』文化を支えてきた小石丸素材の新しい価値を発見し、未来へ受け継いでいくコ・クリエーション(共創)プロジェクトをスタートします。初年度となる2020年度は、『小石丸の着物生地を素材とした見本裂のリデザイン』をテーマに、現代のライフスタイルに合った作品アイディアを広く募集します。

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※コンテストの詳細は本リリース下部の募集要項をご参照ください。
※本プロジェクトの運営事務局は合同会社Catal(東京都世田谷区/代表社員 浦田修伍)が務めます。

 

⼩⽯丸は江⼾時代から存在する⽇本の蚕の在来種です。⼩⽯丸の⽷は細くて軽く、しなやか。織りなす糸は薄くてもあたたかく、美しい艶が出ます。「天⼥の⽻⾐」と呼ばれるにふさわしいものとなることから、絹本来の全ての良さを最⾼のレベルで併せ持つ、最上の素材とされています。

 

現在では宮中の御養蚕所における皇后御親蚕でも⽤いられており、現在は皇室と、宮崎県の「綾の⼿紬染織⼯房」のみが通年⽣産を⾏っています。私たちは小石丸を、着物時代の最高の素材をとして残していくのではなく、現代のライフスタイルにあった作品として、価値を継承していきたいと考えました。

 

これまでの日本の伝統的素材を現代に、そして世界を代表する素材として。様々な事業者やクリエイターとともに、日本の『衣』文化を支えてきた純国産で最高峰の小石丸の新たな価値を未来へ繋いでいきます。

 

■日本古来の在来種・小石丸とは?
明治時代では日本を代表する蚕の品種のひとつでしたが、大量生産を重視する当時のながれの中で経済効率性の面から法律によって研究目的以外での飼育が規制され、市場から長らく姿を消すこととなってしまいました。明治から続いてきた宮中での小石丸御養蚕も昭和から平成への改元の際に中止の危機となりましたが、現在の上皇后様のひと言によって養蚕が継続し、現在では古代の絹糸に最も近い品種として正倉院宝物の復元の糸として用いられ脚光を浴びています。

 

綾の手紬染織工房では、創業者・秋山眞和氏(現代の名工指定 ⻩綬褒章受章)の「染織の美しさを最大限に表現できるのが小石丸だ」という強い意思から、養蚕から染織までの工程を全て実現できる体制を整えています。

 

■Co-ishimaru Silk Projectとは
Co-ishimaru Silk Projectは、日本の“衣”文化の源流、小石丸の新しい価値を発見し、未来へ受け継いでいくコ・クリエーションプロジェクトです。様々なアイディアを持った事業者やクリエイターと共創することで、小石丸を素材とした商品開発・販路開拓を行います。

 

初年度となる2020年度は、これまで着物作りの過程で大切に保管されてきた小石丸の着物生地(見本裂)を利活用した作品アイディアを募集します。

 

大量生産できる化学繊維ではなく、有限である自然の産物である小石丸だからこそ、伝えて受け継いでいきたい価値がある。人々の暮らしの中にあり、時代が変化を遂げながらも本質を変えることなく、かたちを少しずつ変えながら現代まで引き継がれて来た伝統を、今とこれからを生きる私たちのライフスタイルの中に根差していくために、着物作りで秀でた小石丸の生地や、手仕事が織りなす伝統工芸の技術の継承を目指します。

 

■「自然の美しさを日本の手仕事から伝える」
Co-ishimaru Silk Project 実行委員長 主催者・二上 拓真氏コメント

 

唯一無二の存在である純国産の絹・小石丸の価値は、この素材を愛してくださる人の手に渡って用いられることで初めて完成します。

 

私たちにとってかけがえのない「小石丸」を、着物だけではない形で特徴を生かして輝かせ、今とこれからを生きる私たちの世界(ライフスタイル)に根ざしていくためにはどうしたら良いのか、という問いと向き合い続けながらこのプロジェクトは立ち上がりました。

 

手仕事の中で培われた技術は人々の五感を刺激し、暮らしに彩りを与えます。
そして、ひとつの作品を通して過程・背景を知ること、気づくことで世界は大きく変わります。

 

これは私たちだけでなく、全ての手仕事・伝統工芸に言えることです。
第一弾のCo-ishimaru Silk Projectを皮切りに、自然の美しさを日本の手仕事から伝え、次世代へ残していきたいと考えています。

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■Co-ishimaru silk Project第一弾「アイディアコンテスト」募集要綱

 

本プロジェクトは、純国産絹の小石丸の認知を広げ、未来につなげることを目的とした新しいもの・ことのデザインプランコンテストです。商品化・実現化を目指すものを募集します。

 

【募集内容】⽇本の”⾐”⽂化を⽀えてきた⼩⽯丸の着物生地(サンプル⽣地)を素材とした作品を募集します。

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【応募対象】職業や年齢、居住地に問わず、どなたでも参加できます。
【募集期間】2020年2月20日 – 2020年4月30日 23:59 (日本時間)
【参加費】無料 ※提案に伴う費用については、応募事業者様にてご負担をお願いいたします。
【採用点数】3点
【提出物】以下の内容を含んだ資料をお送りください。
①作品コンセプト
②コンセプトが伝わる資料(スケッチ・イメージ写真など)
③必要な素材容量
【審査基準】
・独創性:発想力・独創性がみられること
・素材との親和性:素材の特性を生かしていること
・ストーリー性:企画意図に沿ったストーリーがあり、次世代に渡していけるプランであること
・機能性(用の美):商品の置き場所、使用するシーンがイメージできること
【審査員】※敬称略
・秋山 眞和(綾の手紬染織工房 主宰者)
・鶴本晶子(株式会社 ナガエプリュス 代表取締役)
・西堀 耕太郎(株式会社 日吉屋)
・堀田 卓哉((株)Culture Generation Japan)
【著作権の扱い】
綾の手紬染織工房では、有名人の写真・有名キャラクターやイラストの著作物、応募事業者以外の事業者が商標登録されたブランド・企業のロゴなどを使用したデザインは、各権利の侵害に該当する為加工のご依頼はお断りさせて頂いております。又、万一加工依頼頂きましたデザイン等が著作権・肖像権・商標登録の権利に関わるものであっても、弊社では一切の責任を負いかねますのでご注意頂きます様お願い致します。

 

【商品の販売権】
採択された作品の販売権は、綾の手紬染織工房に帰属します。

 

□採用特典
香港のセレクトショップ 「THE LAB」にて展示
香港のサステナブルをテーマにしたセレクトショップ「The Lab」にて展示を行います。

 

プロトタイプ制作
小石丸の見本裂(サンプル生地)を利用したプロトタイプの制作致します。

 

綾の手紬染織工房による展示販売
プロトタイプは綾の手紬染織工房が出店する展示会などで販売する機会を設けます。
応募者へのアイディアに対する報酬(販売利率)は双方協議の上、販売数量に応じてお支払いするものとします。

 

□コンテストスケジュール

2月20日      公式WEBサイトにて募集開始
2月20日      綾の手紬染織工房・rooms出展(https://www.roomsroom.com/)
3月6日 13:30~  綾の手紬染織工房オープンファクトリー1
4月12日午後~13日午前(予定) 綾の手紬染織工房オープンファクトリー2
4月30日 23:59   アイディア企画提出締切
5月25日      公式WEBサイトにて結果発表
6月上旬      綾の手紬染織工房にてキックオフ打ち合わせ
2021年3月プロトタイプ完成
※キックオフ打ち合わせの現地までの交通費は自己負担となります。
※スケジュールは変更になる可能性があります

□応募・詳細はこちらから
小石丸シルクプロジェクト公式WEBサイト

https://www.coishimaru.jp/

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