「糸魚川けんか祭り」が10日、糸魚川市一の宮1の天津神社で開かれ、2基のみこしが激しくぶつかり合った。北陸新幹線で見物に訪れた人もおり、境内は威勢の良い掛け声と声援が響きわたった。
豊作豊漁を祈る勇壮な祭りは、糸魚川に本格的な春の到来を告げる。
みこしは重さ約300キロ。寺町、押上両地区の氏子が担ぎ、勢いよく走り回った後、がっぷり組む。若衆が顔を紅潮させながら押し合う姿に桟敷席から「もっと押せ」「負けるなー」と盛んに声が掛かった。
東京から北陸新幹線を使って来たという糸魚川市出身の高間紀雄さん(73)は「素晴らしい伝統の祭り。新幹線も開業したのでもっと全国に発信してほしい」と話した。
ぶつかり合いの後は国重要無形民俗文化財の舞楽が奉納され、境内は一転して優雅な雰囲気に包まれた。舞楽は11日午後1時からも奉納される予定。
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参照元記事 / 新潟日報モア