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宇治茶文化の日本遺産認定 京都府内からも喜び「世界遺産への第一歩」

文化庁が初めて認定した日本遺産に、京都府南部の宇治市など8市町村の「日本茶800年の歴史散歩」が選ばれた24日、宇治茶の文化を保持してきた関係自治体や団体の関係者からは喜びの声が上がった。

宇治茶と日本茶の文化をめぐっては、府が「宇治茶生産の景観」として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への登録を目指しているほか、茶文化をいかした地域と交流をつくろうと、「お茶の京都」プロジェクトを推進している。

山田啓二知事は、同日の定例会見で、日本遺産登録について「世界遺産登録には時間がかかるが、そこへの第一歩として心から歓迎したい」と話し、「観光的なメリットが大きく出てくるのは事実だ」と期待を寄せた。宇治市の山本正市長も同日、「大変うれしく思う。府などとも連携を深めながら、歴史や文化、景観といった宇治市の魅力を国内外へ積極的に発信したい」とコメントした。

また、宇治茶の生産者や流通業者でつくる京都府茶業会議所(宇治市)の杉本貞雄会頭も、「日本のお茶といえばやはり宇治茶で、認めてもらったということはありがたい話だ。認定された地域全体で発展できるよう、盛り上げていきたい」としていた。

http://www.sankei.com/west/news/150425/wst1504250029-n1.html
参照元記事 / 産経WEST

八幡市上津屋の茶畑と流れ橋(京都府提供) / 産経WEST

八幡市上津屋の茶畑と流れ橋(京都府提供) / 産経WEST

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