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熊本の高校生、首位独占 全日本きもの装いコンテスト

着物を身にまとう技術と美しさを競う「全日本きもの装いコンテスト世界大会」(全日本きものコンサルタント協会主催、産経新聞社など後援)で、熊本市内の高校生が2部門の首位を独占した。尚絅(しょうけい)高校3年の永田聖華さん(17)が女性の部最高位の「全日本きもの装いの女王」に輝き、必由館(ひつゆうかん)高校が3人1チームの学校対抗の部で優勝した。

大会は、日本文化と着物文化の振興を目指し、今年で42年目を迎えた。世界大会は今月6日、東京・NHKホールで開かれた。

中学生以上が参加する女性の部で女王に輝いた永田さんは、高校の和装礼法部に所属し、生徒会長も務める。昨年12月に宮崎県で開かれた九州大会入賞後は、毎日練習に取り組み、修学旅行でも帯を持参、特訓したという。

永田さんは「指導していただいた先生には、着物の着装だけでなく、心のあり方など内面まで磨いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今後も、日本人として誇りを持ち、和装文化の素晴らしさを多くの人に伝えていけるよう、さらに学びたい」と語った。

また、学校対抗の部で優勝した必由館高校チームは、いずれも和装文化部に所属する3年の川元和恵さん、吉永楓さん、島崎萌さん。尚絅高校と必由館高校で「装道礼法」の授業や部活指導に当たる江本貴美子氏(62)は「礼の心が廃れては日本の繁栄はないと思い、10年以上前から指導に当たっています。今後も、和装文化を学ぶ輪を広げたい」と力を込めた。

女王に輝いた永田さんらは、大会翌日の7日、安倍晋三首相と官邸で面会した。華やかな着物姿の高校生に、安倍首相は「和装のすばらしさを世界に発信していただきたい」と激励した。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/140424/kmt14042402160001-n1.htm
参照元記事 / msn産経ニュース

「全日本きもの装いの女王」に輝いた尚絅高校3年生の永田聖華さん(後列左端)と、学校対抗の部で優勝した必由館高校チームの3人(前列右端から3人)。華やかな着物姿で安倍晋三首相を表敬訪問した(全日本きものコンサルタント協会提供) / msn産経ニュース

「全日本きもの装いの女王」に輝いた尚絅高校3年生の永田聖華さん(後列左端)と、学校対抗の部で優勝した必由館高校チームの3人(前列右端から3人)。華やかな着物姿で安倍晋三首相を表敬訪問した(全日本きものコンサルタント協会提供) / msn産経ニュース

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