日野町中山の野神山で一日、サトイモの長さで今年の豊凶を占う「芋競（くら）べ祭り」が営まれた。
地元の集落が東西に分かれ、サトイモの茎の長さを競い合い、西が長いと実りが豊かになるという。
午後二時ごろ、かみしも姿の若者十三人が山頂の祭場へ。カシの木を物差し代わりに、酔っぱらったような足取りで、竹にくくりつけたサトイモの長さを測りあった。
三十分ほど競い合った結果、西が東より一センチ長かったため勝利。近所に住む米農家の石山不二於さん（６９）は「豊作でよかった。仕事の励みになります」とほっとした様子だった。
祭りは八百五十年以上の歴史を誇り、国重要無形民俗文化財に指定されている。
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20150902/CK2015090202000017.html
参照元記事 / 中日新聞
酔ったような足取りでサトイモの長さを競い合う若者ら＝日野町中山の野神山で / 中日新聞
