第61回全国こけし祭りが5、6の両日、大崎市鳴子温泉の鳴子小体育館をメーン会場に開かれる。開幕に先立ち、コンクールの審査が3、4の両日あり、入賞作品32点が決まった。
東北6県を中心に77人の工人から計285点の応募があった。最高賞の文部科学大臣賞(全国こけし祭り会長賞)には大崎市の鳴子系工人、高橋武俊さん(64)、河北新報社賞には同市の鳴子系工人、早坂利成さん(55)の各作品が選ばれた。
高橋さんは初受賞。作品は「かれんな作品の裏に潜む、厚みのある伝統の豊かさが大きな魅力だ」と評価された。
祭りでは、全国から寄せられたこけし約3300点を展示、即売する。鳴子漆器展も同時開催する。コンクールの他の主な入賞者は次の通り。(敬称略)
国土交通大臣賞 佐藤保裕(白石市)▽林野庁長官賞 大沼秀顕(大崎市)▽東北経済産業局長賞 桜井昭寛(同)▽東北森林管理局長賞 高橋義一(同)▽宮城県知事賞 荒川洋一(会津若松市)▽青森県知事賞 小林清(山形市)▽岩手県知事賞 新山真由美(白石市)▽秋田県知事賞 阿部木の実(湯沢市)▽山形県知事賞 柿沢是隆(大崎市)▽福島県知事賞 柿沢真里子(同)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150905_15035.html
参照元記事 / 河北新報