久留米市出身の発明家で「東洋のエジソン」と呼ばれた田中久重(1799~1881)が考案したからくり人形の実演が19日、久留米市六ツ門町のくるめりあ六ツ門であった。小さな人形が見せる精巧な動きに、見学者は大きな歓声を上げていた。
実演にはレプリカの「文字書き人形」など計4体が登場した。中でも注目を集めたのが、江戸時代後期に作られた久重の最高傑作の一つとされる「弓曳(ひ)き童子」。童子はぜんまいや歯車で動く仕組みで矢を放つ。実演では途中で矢を取り損ねる失敗もあったが、連続4本の矢を放つと、見守っていた見学者から拍手がわき起こった。同市津福今町の津福小4年女子(10)は「細かい動きができるのに驚いた。どういう仕組みなのか不思議」と話した。
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参照元記事 / 西日本新聞