日本三大茶会の一つ「松江城大茶会」(山陰中央新報社主催)は最終日の4日、島根県松江市殿町の松江城山公園など4会場で開かれ、家族連れや観光客らが秋晴れの下、ゆったりとお茶を楽しんだ。2日間で計約1万5千人が訪れた。
薄茶6(武者小路千家、不昧流不昧会、不昧流大円会、表千家、裏千家、三斎流)、煎茶3(小笠原流、素心流、羽楽流)、濃茶1(光明寺翔龍会)、紅茶1(方円流)の計11流派が茶席を設けた。
このうち、方円流の茶席では、松江城がデザインされたマロンケーキと紅茶「ヘルンブレンド」がもてなされ、30人ほどの行列ができた。
また、国慶節(建国記念日)の連休で訪れた中国人観光客も足を止め、茶席の外からスマートフォンやカメラで日本の伝統文化を撮影していた。
茶席を楽しんだ倉吉市宮川町の自営業福本靖子さん(38)は「お客さんが多く、にぎやかだった。特に男性や若い学生さんがいるのに驚いた」と話した。
10、11両日には、松江市殿町の堀川特設川床で、不昧流大円会の特別茶席が設けられる。
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参照元記事 / 山陰中央新報