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「おせん」が売れ残りの団子を天日で乾かしたら名物に? 草加せんべいのルーツ探る

【大人の遠足】
「名物がない」と揶揄(やゆ)されることもある埼玉県。だが、「草加せんべい」の名を知らない人は少ないだろう。熊谷の五家宝(ごかぼう)、川越の芋菓子と並ぶ県の三大銘菓の一つだ。「銘菓を知らずに埼玉は語れない!」と思い立ち、江戸時代に旧日光街道2番目の宿場として栄えた草加市を訪ね、そのルーツを探ってきた。

大正天皇に献上

江戸時代、草加宿で「おせん」という女性が旅人を相手に団子を売っていた。おせんは、売れ残りの団子を捨てなければならないことに悩んでいたが、ある日、茶屋を訪れた侍が「潰して天日で乾かし、焼き餅として売ればいい」という。助言を基におせんが焼き餅を売ったところ、評判になり街道名物に-。

いかにも夢の広がるエピソードだが、実はこれ、昭和時代に創作された物語。実際は、保存用にコメを団子状にして乾かしたものを茶屋などで販売したところ、自然と普及していった-というのが事実に近いらしい。大正2年に旧陸軍が川越で大演習を行った際、県の名産品として天皇陛下に献上されたことを機に、全国に「草加せんべい」の名が広まった。

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http://sankei.jp.msn.com/life/news/140706/trd14070612000003-n1.htm
参照元記事 / msn産経ニュース

落ち着いた雰囲気の中で草加せんべい作りを体験できる山香煎餅本舗「草加せんべいの庭」=埼玉県草加市金明町 / msn産経ニュース

落ち着いた雰囲気の中で草加せんべい作りを体験できる山香煎餅本舗「草加せんべいの庭」=埼玉県草加市金明町 / msn産経ニュース

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