News

名泉として親しまれた「天満天神の水」復活 大阪天満宮

「大坂四清水」の一つが復活-。大阪天満宮(大阪市北区)は4日、かつて名泉として親しまれた境内の地下水「天満天神の水」を復興させたと発表した。ペットボトルに詰めて販売し、収益を天神祭の発展に役立てる。

天満天神の水は江戸時代、参勤交代の途中で藩主が大坂に立ち寄った際、大坂四清水の一つとして滞在先に取り寄せるほど愛された。戦後の都市開発や地下鉄の開通に伴って地下水は枯れたとみられていたが、昨年、近隣の商店街と関西大学の連携プロジェクトを通して地下70~80メートルから飲料用の良質な水がくみ上げられることが分かった。

大阪天満宮は天神祭をはじめ、七夕神事のおはらいの水として活用する。天満天神の水には軟水でまろやかさがあり、ペットボトル(500ミリリットル)に詰めて販売することも計画。初回は6千本を製造する。

天神祭の運営をめぐっては近年、警備費などのコストが膨らみ、財源の確保が課題になっているため、ペットボトルの収益を運営費に充てるという。

大阪天満宮の万力康司権禰宜は「天神祭を未来永劫続けていくための基盤にしていきたい」と話している。

日本三大祭りの一つである天神祭は24日に宵宮、25日に本宮を迎える。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140705/20140705031.html
参照元記事 / 大阪日日新聞

「天満天神の水」を手にする大阪天満宮のみこ=4日午後、大阪市北区 / 大阪日日新聞

「天満天神の水」を手にする大阪天満宮のみこ=4日午後、大阪市北区 / 大阪日日新聞

Powered by: Wordpress