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今年の「土用の丑の日」は7/29(火)です。 / denmira blog

毎日とても暑いですが、バテ気味ではありませんか?

昔から夏バテ予防には「うなぎ」とよく聞きます。
また、「土用の丑の日」といえば「うなぎ」と言いますが、
今日は、このあたりをちょっと纏めてみたいと思います。

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「土用」とは?
「土用」というと、夏を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
実は、各季節ごとにあります。

中国伝来の陰陽五行説により、春・夏・秋・冬を木・火・金・水と
それぞれ当てはめ、各季節の終わりの18日間を「土」としました。
立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を「土用」と言います。

土用は、次の季節へと移る調整期間になる感じでしょうか。

 

「土用の丑の日」とは?
「丑の日」とは、十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑で、
季節ごとの各土用の中で、「丑の日」にあたるのが「土用の丑の日」。
今ではもっぱら、夏の土用のことを言うようになりました。

また、年によっては1年に2回の「土用の丑の日」が巡ってくることも
あります。これを「二の丑」と言います。

 

うなぎを食べるようになったのは?
夏の土用の時期は、梅雨明けとも重なり暑さも厳しくなる時期のため、
衣類や掛け軸の湿気を取る「土用の虫干し」をしたり、
柿の葉を入れた湯に入り疲労回復をはかる「丑湯」や
精がつくとされる「う」がつく食べ物をいただき夏バテを予防する風習
などがありました。

今のように、夏の土用の日にうなぎを食べるのが一般化した理由は、
諸説あるようです。
そのひとつに、江戸時代の蘭学者であった平賀源内に、鰻屋が、
「夏場になるとうなぎが売れなくなるのでどうしたらいいか?」と
相談を持ち掛けられ、助言をしたことがきっかけで丑の日=うなぎの
大ブームが起きたという話ものがあります。

 

うなぎの効果は?
夏バテの要因のひとつに食欲が落ちたために起こる栄養の偏りがあります。
夏バテの予防には栄養をバランスよく摂ること、特にビタミンA、B1、C、
は欠かすことができません。
100g中のうなぎに含まれるビタミンAは牛肉の200倍含まれると言われて
います。また、うなぎは消化吸収も良いので夏の疲れた胃腸にもピッタリ
な食材とも言われています。

昔からの言い伝えもあながち無視できないということですね。

今年の暑~い夏を乗り切るためにも、鰻をたべてみてはどうでしょうか?
今夏の土用の丑の日は、7/29(火)です^^

 

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でんみらブログより(2014.7.25 UP)
http://blog.denmira.jp/?eid=109

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