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かまぼこ・ちくわづくりを体験♪ / denmira blog

先日箱根に行ってきましたが、その際に、
鈴廣 かまぼこ博物館で行われている「かまぼこ・ちくわ手作り体験」に
参加してきました。

 

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体験の流れとしては、
職人さんによるデモンストレーション → 体験 → 焼き上がりを待つ
という感じで行われます。

WEBまたはお電話で事前に予約申込が必要となります。

集合時間に体験教室の場所着くと、
ながーい一枚のまな板の上に、専用の包丁、かまぼこ板、ちくわを巻く棒
がスタンバイしていました。

 

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体験が始まってまず最初に、
毎日かまぼこ作りに携わる職人さんが、作業の手を休め、
目の前でかまぼこ作りのデモンストレーションを見せてくれます。

かまぼこの材料であるすり身を、専用の歯がない包丁を使って、
何度も何度も練りあげ、広げます。
立てたかまぼこ板の上に、するりと乗せて、半月形を作ります。

職人さんがあまりにあっという間に形をつくってしまうので、
もしかして…ちょっと簡単…?なんて思ったりしちゃいました。

ですが、実際に作ってみると、大人でもけっこう難しかったです。

すり身は意外に固くて練りにくいし、かまぼこ板と包丁だけで、
ぴたっと板の上に均等に乗せ、半月の形にするのが難しい…汗。

でも、とっても楽しい♪

やってみて思ったのは、熟練の職人さんだからの手さばきなわけです。
かまぼこ作りには、「水産練り製品製造技能士」という国家資格が。
試験の内容には、かまぼこの成形 という項目もあったりします。

恐れ入りました。

 

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そんなわけで、初めてつくったかまぼこがこちら。
山の上に、花の模様を入れてみました。

 
ちなみに。
「かまぼこ」の名前の由来は、
竹などの筒状の棒に巻き付けて作っていたところ、その様子が、
がまの穂や武器の鉾先に似ていることから、
「蒲鉾」(かまぼこ)と呼ばれるようになったとのことです。

かまぼこの歴史は古く、
平安時代の「類聚雑要抄」(るいじゅうぞうようしょう)には、
転居祝いに開かれた宴の献立の中に、串にさしたかまぼこが載って
いるのが今に残る最初になります。
かまぼこが商品として販売されるようになったのは、江戸時代のこと。

正確なことは明らかになっていないようですが、
小田原でのかまぼこづくりが盛んになったのは、天明年間(1781~1789年)
の頃とか、北条早雲時代(1432〜1519年)という説もあります。

小田原沿岸での漁業で獲れる魚を利用して、
小田原のかまぼこが盛んにつくられていたようです。

 

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上の写真は、ちくわづくりの様子です。

ちょうどハロウィンシーズンだったため、記事にかぼちゃが
練り込まれていて黄色になっています。

練り上げは軽めにして、専用包丁を使い、
「ギコギコ、トントン」というリズムに合わせ、
竹の棒に巻き付けていきます。

 

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包丁で成形していきます。
すり身が包丁についてしまい、均等に竹の棒に伸ばすのがけっこう
難しかったりします。

 

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仕上げにくるくると回りながら焼いていきます。
香ばしいにおいが漂って、食欲を誘います。

 

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15分ほど焼かれて、あっつあつをその場でパクリ。
お魚の味が凝縮されて、食べ応えもあります。

思わず、ビール♪って言いたくなっちゃうくらい。
焼きたて出来立てのちくわって美味しいです。

知って楽しい!
体験して楽しくて、おうちでも美味しく楽しい!

こういう体験って、いいなぁと思いました。
機会があれば、みなさまもぜひ体験してみてください。

 

 

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でんみらブログより(2014.11.10 UP)
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