News

墨で風景などを描く日本人芸術家が 南極で制作活動へ

芸術家を南極に招いて制作活動を行ってもらうアルゼンチン政府のプロジェクトに墨で風景などを描く日本の芸術家が初めて選ばれ、出発を前に南極の空気を墨で表現したいと意気込んでいます。

東京を拠点に活動する月風かおりさんは、世界各地を旅して現場で感じた空気や風景などを和紙と墨で表現する芸術家で、作品は墨絵ではなく風の書と書いて風書という新しいジャンルだということです。

月風さんは、アルゼンチン政府が毎年この時期、南極のエスペランサ基地に世界の芸術家を招いて制作活動を行ってもらうプロジェクトに応募し、今回、日本人で初めて選ばれました。

南極は今は夏ですが、基地の気温は氷点下10度にもなるということで、月風さんは29日、日本を出発し、来月からの1か月間、アルゼンチン人などほかの5人の芸術家と共に基地に滞在して作品を制作する予定です。

出発を前に月風さんは、「南極の風を感じながら思いっきりやりたい。日本の芸術家として行くので着物で作品の制作に臨みたい」と意気込みを話していました。

南極には日本などおよそ30か国が基地を設置し科学者などが滞在していますが、各国政府のプロジェクトの一員として日本の芸術家が南極入りするのは月風さんが初めてだということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141227/k10014337141000.html
参照元記事 / NHK NEWS WEB

月風かおりさん / NHK NEWS WEB

月風かおりさん / NHK NEWS WEB

Powered by: Wordpress