兵庫県多可町の織物工場後継者でつくるグループ「Next(ネクスト)」の展示販売会が10日、西脇市西脇の播州織工房館で始まった。グループで制作したシャツや生地、各社の商品など約300点を出展した。職人のこだわりや個性を反映した播州織が並ぶ。18日まで。
播州織の職人が高齢化する中、若い力で産地を盛り上げようと、20~40代の9人が2012年に結成したグループ。情報交換や他産地を見学する研修会、新しい商品の開発や販売などに取り組む。
9人は、黒と白の同じ糸を使いながら、それぞれの技術を駆使して生地を生産し、シャツに仕立て並べた。大ぶりな格子やしま模様、濃淡が異なる四角をちりばめたような柄、パリッとした手触りの生地など、どれも異なる表情を持つ。
8色の糸を用いてカラフルに仕上げたストール、ガーゼの二重織りで優しい肌触りのおくるみもある。シャツ4980円、ストール2千~1万2800円など。
午前10時~午後5時。13日休み。工房館TEL0795・22・3775
http://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201501/0007648054.shtml
参照元記事 / 神戸新聞NEXT