Exhibition

龍馬精神継ぐ4代目坂本直道展 高知県立坂本龍馬記念館で

柿右衛門作立像も初公開

坂本龍馬家4代目の坂本直道(1892~1972年)を紹介する企画展「“龍馬”を生きた 4代目坂本直道展」が17日、高知市浦戸の高知県立坂本龍馬記念館で始まった。有田焼の名家、故12代酒井田柿右衛門が手掛け、坂本直道に贈った龍馬立像など約60点を展示。日米開戦の回避を政府要人に進言するなど、信念を貫いた直道の生き方を龍馬になぞらえて解説している。3月31日まで。

坂本直道は、龍馬のおい、坂本直寛の長男として高知市で誕生。東京帝国大学法学部を卒業後、南満州鉄道に入社し、1929年から11年間パリでヨーロッパ事務所長を務めた。

滞仏中は国際情勢の情報収集に当たり、日本文化を紹介するフランス語の雑誌を刊行。満州事変後、日本が国際連盟を脱退した際の首席全権だった松岡洋右の現地随員を務め、帰国後は日米開戦を避けるよう松岡洋右らに訴えた。

展示では、平和的な倒幕に貢献した龍馬の業績も並べて紹介。「龍馬も直道も私心なく『戦争はいかん』と問い掛けた。歴史の裏で龍馬の思いをくみ、続いてきた家系があることを知ってほしい」と前田由紀枝学芸主任は話す。

その交友関係や芸術を愛した横顔も伝えるほか、坂本家から2014年12月に寄贈された白磁製の龍馬立像(高さ約37センチ)も初公開。13体制作され、天皇家にも献上されたとされるもので、龍馬ファンが「きれいなお顔ね」と見入っていた。

http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=332073&nwIW=1&nwVt=knd
参照元記事 / 高知新聞

"龍馬"を生きた「4代目 坂本直道」展 / 高知県立坂本龍馬記念館

“龍馬”を生きた「4代目 坂本直道」展 / 高知県立坂本龍馬記念館

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