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すみだ北斎美術館 ふるさと納税を建築費に

東京・墨田区は、区にゆかりのある江戸時代の絵師、葛飾北斎の作品を展示する美術館の建設費用に充てるため、今年度から、ふるさと納税制度を使った寄付を広く呼びかけています。

江戸時代に活躍した絵師、葛飾北斎は、今の東京・墨田区の出身とされていて、墨田区は現在、北斎の作品を展示する「すみだ北斎美術館」の建設を進めています。

総事業費34億円のうち、国と都からの交付金を除くおよそ5億円が区の負担となりますが、墨田区は特色ある文化事業を進めるため、納税者が希望する自治体に寄付をするとその額の一部が税金から控除されるふるさと納税制度を使った寄付を呼びかけています。

寄付はインターネットを通じて行われ、墨田区によりますと受け付けが始まった今月1日から6日までに、都内のほか北海道や熊本県など各地から33件、およそ90万円が寄せられたということです。

寄付を行った人は、江戸切子のグラスなど墨田区特産の品およそ60点の中から、お礼の品を受け取ることができます。

ふるさと納税は、ことし1月から税金が控除される上限がおよそ2倍に引き上げられ、今月から確定申告の手続きも一部が簡素化されて利用しやすくなっていて、墨田区は今年度、「ふるさと納税」で5000万円を集めたいとしています。

墨田区区民活動推進部の鹿島田和宏参事は「財源が限られるなかで、北斎の業績を伝えていくことの意義を理解いただき、多くの方に協力をお願いしたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150406/k10010040161000.html
参照元記事 / NHK NEWS WEB

すみだ北斎美術館 ふるさと納税を建築費に / NHK NEWS WEB

すみだ北斎美術館 ふるさと納税を建築費に / NHK NEWS WEB

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