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「超絶刺繍」に感動 神戸ファッション美術館で130点

衣装や装飾品などに施された精巧な刺繍(ししゅう)に焦点をあてた「超絶刺繍II-神に捧(ささ)げるわざ、人に捧げるわざ-」が神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で、開かれ、来館者を魅了している。同館は「職人の技術の高さを堪能してほしい」と話している。6月28日まで。

同館では、平成21年に「超絶刺繍I-ヨーロッパ・インド・日本のわざ-」を開催し、約2万人が訪れるなど好評だったことなどから企画した。

今回は、衣装の刺繍のほか、祭りの山鉾(やまほこ)や神輿(みこし)などの装飾品に施された刺繍なども展示。京都・祇園祭の山鉾巡行で「動く美術館」と呼ばれる長刀鉾にあしらわれた懸(け)装品(縦約1・5メートル、横約4メートル)には、立体的に浮かび上がる龍や玄武など迫力のある刺繍が施されている。また、繊細な刺繍がついた着物やドレス、ジャケットなど約130点が並んでいる。

訪れた同市灘区の主婦(79)は「精巧な刺繍に感動した。根気のいる作業過程が目に浮かぶようで、職人たちの思いが伝わってきた」と話した。

午前10時~午後6時まで、水曜休館。問い合わせは、同館(電)078・858・0050。

http://www.sankei.com/region/news/150423/rgn1504230023-n1.html
参照元記事 / 産経ニュース

精巧な刺繍があしらわれた祇園祭で使われる山鉾の装飾品=神戸市東灘区 / 産経ニュース

精巧な刺繍があしらわれた祇園祭で使われる山鉾の装飾品=神戸市東灘区 / 産経ニュース

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