Matsuri

神輿波打ち、熱気ピーク 府中・くらやみ祭 渡御次々に

府中市の大国魂(おおくにたま)神社の例大祭「くらやみ祭」の神輿渡御(みこしとぎょ)が五日夜に行われ、八基の神輿が本殿を出て近くの御旅所(おたびしょ)に移動した。神輿は詰め掛けた見物客の前を勇壮に練り歩き、祭りの熱気は最高潮に達した。

午後六時の花火の音を合図に、先導する六張りの大太鼓が打ち鳴らされる中、神輿が次々と出発。きらびやかな神輿と「おいさ、おいさ」と気勢をあげる烏帽子(えぼし)に法被(はっぴ)や白丁(はくちょう)と呼ばれる白装束の担ぎ手たちが提灯(ちょうちん)の明かりに浮かび上がる。

妻と初めて見に来たという多摩市の公務員中居光仁(みつひと)さん(50)は「神輿が波打つようで躍動感がすごいですね」と興奮気味に話した。

くらやみ祭は千年以上前に始まった武蔵国府の祭りが起源で、江戸時代にほぼ現在の形になったとされる。かつては神聖な神輿が人目につかないよう深夜から未明にかけて行われていたことから「くらやみ」の名が付いた。

神輿は六日早朝に各町内を回り神社に戻る。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150506/CK2015050602000127.html
参照元記事 / 東京新聞

提灯の明かりの中で神輿渡御が行われた「くらやみ祭」=府中市の大国魂神社で / 東京新聞

提灯の明かりの中で神輿渡御が行われた「くらやみ祭」=府中市の大国魂神社で / 東京新聞

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