ＴＫＤ５７総選挙　東海道宿場町に投票、滋賀・草津呼び掛け

「ＴＫＤ（東海道）５７総選挙」と銘打ち、お気に入りの宿場町を投票してもらう企画がスタートした。滋賀県草津市の草津宿街道交流館（同市草津３丁目）の呼びかけで、全国６施設とインターネットで投票を受け付ける。同館は「東海道の各宿場町の魅力を知ってほしい」としている。

近年街道を散策する観光客が増えていることで、宿場町の人気を探ろうと初めて実施。浮世絵で知られる江戸～京都間の５３宿と、幕府の文書で東海道に含まれる大阪までの４宿に、起点終点の江戸、京都、大阪の３都市を加えた計６０カ所を投票対象とした。

東海道が通る６都県で１カ所ずつ、宿場町の資料館などを投票所に設定。「行って良かった」「行ってみたい」を基準に、町名が列記されたパネルにシールを貼って投票する。草津宿街道交流館のウェブサイトからも投票できる。それぞれ１人１回のみ。

投票は２日に始まり、３０日まで受け付ける。７月１８日～８月３０日に各施設で、投票結果ベスト１０の「番付」を掲示する。草津宿街道交流館では各宿場町の名所や名物を紹介する資料も展示する。同館の八杉淳館長は「姫路城の改修や松江城の国宝認定など城がいま話題だが、宿場町にも注目してもらいたい」と意気込む。

東海道で好きな宿場町の投票を受け付けるウェブサイト（草津市提供） / 京都新聞