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京都祇園祭:山鉾巡行、風雨の中に「エンヤラヤー」響き

日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行が17日、京都市中心部であった。西日本を直撃した台風11号の影響が懸念されたが、山鉾の屋根に乗る際に命綱を着用するなどの安全基準を設け、実施に踏み切った。断続的な風雨に見舞われる中、23基の山鉾が慎重に都大路を進んだ。

午前4時から祇園祭山鉾連合会の理事らが協議して実施を決定した。午前9時、「エンヤラヤー」の掛け声とともに先頭の長刀(なぎなた)鉾が下京区の四条烏丸交差点を出発。鉾に乗った稚児の内藤颯大(そうだい)君(10)=京都市立松ケ崎小4年=が、神の領域との結界を示す注連縄(しめなわ)を太刀で切り、巡行が始まった。

各山鉾を飾る懸装品は雨よけのシートで覆われた状態。それでも、交差点で重さ十数トンの鉾が豪快に方向転換する「辻(つじ)回し」が披露されると、沿道から大きな歓声が上がった。24日には後祭(あとまつり)の山鉾巡行がある。

http://mainichi.jp/select/news/20150717k0000e040223000c.html
参照元記事 / 毎日新聞

台風による雨の中、行われた祇園祭・前祭の山鉾巡行=京都市下京区で2015年7月17日午前9時6分、小松雄介撮影 / 毎日新聞

台風による雨の中、行われた祇園祭・前祭の山鉾巡行=京都市下京区で2015年7月17日午前9時6分、小松雄介撮影 / 毎日新聞

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