日本遺産に認定された「能登のキリコ祭り」の中でも屈指の迫力を誇る「石崎奉燈(ほうとう)祭」が一日、石川県七尾市石崎町であり、高さ十二~十五メートル、重さ二トンの巨大な奉燈六基が、漁師町の狭い路地を勇壮に進んだ。
豊漁などを願う石崎八幡神社の納涼祭が起源。さらしを巻いた担ぎ手の若衆が、笛や太鼓に合わせて「サッカサイ」「イヤサカサー」と独特の掛け声を響かせ、町内を豪快に巡行した。
日が暮れると奉燈に明かりがともり、各区の思いがこもった大文字と武者絵が浮かび上がった。仮宮のある堂前広場に集結した六基の乱舞競演で、祭りの熱気は最高潮に。興奮する見物客の拍手を浴びながら、巡行に再出発した。
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015080202100017.html
参照元記事 / 中日新聞