特産の紅花をあしらった花笠を手に、浴衣姿の踊り手が街中心部を踊り歩く東北の夏の風物詩「山形花笠まつり」が5日、山形市で始まった。
午後6時ごろから街中に「花笠音頭」が響き、過去最多となる51団体約4900人の参加者が、色とりどりのちょうちんで飾られた大通りに次々と登場。「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに華麗な踊りを披露すると、沿道の観客は身を乗り出して写真を撮ったり、手拍子をしたりして盛り上がった。
夫婦で心待ちにしていたという千葉県成田市の無職、椿みつ子さん(65)は「まさに東北の代表的な踊りという感じ。本当に感動した」。家族で北海道紋別市から初めて訪れた小学1年、森田脩介君(6)は「楽しい」と笑顔を見せた。
主催者は7日までの期間中、約90万人の人出を見込んでいる。花笠まつりは昭和38年に始まり、今年で53回目。
http://www.sankei.com/life/news/150805/lif1508050037-n1.html
参照元記事 / 産経ニュース