富山県魚津市の諏訪神社周辺で七日夜、国の重要無形民俗文化財「たてもん祭り」が始まった。高さ十六メートルの柱に九十余りのちょうちんをつるした「たてもん」が勇壮に引き回され、見物客を魅了した。八日まで。
大漁や船の安全を願って江戸中期から続く。たてもんは、神前の供え物を山盛りにした形とも、帆を揚げた漁船をかたどったともいわれる。重さ五トンで底部がソリ状になっており、約八十人の若衆らが引きずって動かす。
神社周辺の七町内から一基ずつ繰り出し、海岸通りに集結。笛や太鼓が鳴り響く中、法被姿の若衆らが力を込めてたてもんを回し、ちょうちんの明かりが夜空に揺れた。
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015080802100011.html
参照元記事 / 中日新聞