燃えるたいまつを松の木に放り投げる奇祭「火ふり祭」が14日、滋賀県日野町上野田の口之宮神社で営まれた。炎が夜空に弧を描き、観光客を沸かせた。
この日のたいまつはお盆の迎え火、15日は送り火となる。たいまつが松の枝に多く引っかかれば、豊作になるという。
午後8時、上野田と里口の住民が長さ2~3メートルの竹のたいまつ約120本を手に口之宮神社に集まった。境内の丘に3本生える高さ約15メートルの松を取り囲むと、「たいまつを投げよ」の合図で火ふりが始まった。火の粉をまき散らしながら飛ぶたいまつが松の枝にうまく引っ掛かると、拍手と歓声が上がった。
送り火は15日午後8時から。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150814000161
参照元記事 / 京都新聞