Exhibition

“鳥の目”や“虫の目”で見た芸術―「のぞいてびっくり江戸絵画」展 開催中

“科学の眼”をとおしたユニークな芸術

西洋科学を取り入れた江戸時代の作品を紹介する展覧会「のぞいてびっくり江戸絵画」が、サントリー美術館で5月11日(日)まで開催されている。

“鳥の目”をもたらす望遠鏡や“虫の目”を体験できる顕微鏡は、ヨーロッパから江戸時代後期の日本に伝わり、大ブームを巻き起こした。絵師たちも大きな影響をうけ、それまでには決してなかった視点からの作品が、数多く生み出されていった。

万華鏡づくりや活版印刷のワークショップも

さまざまなポーズの“人体”が集まって、一人の人物を表現する(画像参照)―こうした絵は「寄せ絵」と呼ばれ、江戸っ子のあいだで大流行した。この時代には、光や影への関心が深まって、それをいかした作品が多く描かれた。歌川国芳らによって発展した寄せ絵もそのひとつで、シルエットを楽しむ「影絵」とともに、さまざまなバリエーションが楽しまれた。本展では、そうした絵師たちのユニークな着想による作品を紹介する。

そのほか、西洋絵画でおなじみの遠近法を取り入れた浮世絵や、望遠鏡による精密な雪の結晶、芸術と科学が重ね合わさった写生図など、この時代の独自性あふれる作品が展示される。

また、万華鏡づくりや活版印刷を体験するワークショップ、くずし字の講座や体験型のミニレクチャーなど、実際に体験して学べるイベントも多数予定されている。

のぞいてびっくり江戸絵画―科学の眼、視覚のふしぎ―
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_2/index.html

http://www.shakai-kengaku.com/news_a8WBseQzpq.html
参照元記事 / 大人の社会見学

さまざまなポーズの“人体”が集まって、一人の人物を表現する「寄せ絵」 / 大人の社会見学

さまざまなポーズの“人体”が集まって、一人の人物を表現する「寄せ絵」 / 大人の社会見学

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