坂町写真家のほんぶちょお（河合）です。
でんみら写真部（部員１名）の部活報告として、
「江戸の坂×東京の坂」と題し、昔から残っている東京の坂をご紹介します。
“江戸の坂 東京の坂”は横関 英一（1900〜76年）著、
坂の古典的名著のタイトルで、私の教科書のひとつです。
この本の紹介でこう記されています。
～東京は坂の街。「その名は江戸っ子気質そのままで、単純明快、即興的で要領よく、理屈がなくて、しかもしゃれっ気があふれている」。～
～東京の坂道と、その名前を見つめると、江戸庶民の暮らしと心が浮かび上がる。～
街並みはすっかり変わりました。
昔ながらの風景はこれからも次々消えていきます。
でも、坂の道そのものは昔から変わっていないし、
余程のことがない限りは、残っていくでしょう。
私の坂写真は、人がほとんど写っていない坂の肖像です。
名前と写真から、江戸の人々の日常や、長い時間を経て、
現在へと踏み重ねられた日々の想いを、少しでも想像いただけたら嬉しいです。
そして、坂道や傾斜好きな人が、一人でも増えますように・・。
// ぶ
網干坂 (c) denmira.jp
