目黒雅叙園 文化財「百段階段」に岩手・宮城・福島から約500点の名品が集結
目黒雅叙園(運営:株式会社目黒雅叙園/所在地:東京都目黒区)は、2016年1月22日(金)から3月6日(日)まで、『百段雛まつり』~みちのく雛紀行~を、園内・東京都 指定有形文化財「百段階段」にて開催。
日本各地の時代雛が目黒の地に集結する本企画は、過去6回の開催で、延べ34万人の観客動員数を記録した、都内最大級の雛人形展。
第7回目の開催となる今回は、岩手、宮城、福島の東北3県より、歴史ある雛人形が一堂に会し、人形文化の最高峰「お雛さま」と文化財空間の共演が楽しめます。
URL: http://www.megurogajoen.co.jp/event/hinamaturi
■東北3県、10地域より総数約500点に及ぶ名品が一堂に
紅花交易で栄えた東北各地の旧家や商家には、商人たちが持ち帰った江戸や京都の雛人形が多く残されています。本展では、武家に伝わる逸品から東北伝統の郷土玩具まで、およそ500点の人形と約170本のつるし飾りが東北3県より集結します。
「盛岡町家旧暦の雛祭り」(盛岡市)や「大迫宿場の雛まつり」(花巻市大迫町)、「むらた町家の雛めぐり」(村田町)ほか、各地では地域に根ざした雛まつりが毎年開催されます。
岩手、宮城、福島の街々に春を告げる百花繚乱の「雛まつり」で公開される東北ゆかりの名雛に、東京・目黒の地で出会えるまたとない機会です。
■一般初公開、伊達政宗重臣・片倉家の雛人形が22年ぶりにお披露目
本展では、伊達政宗の懐刀として名を馳せた白石城 城主・片倉家から、通常非公開の雛人形が22年ぶりに蔵から出されるほか、御所人形、芥子雛の逸品が一挙に公開されます。
また、戊辰戦争の舞台として知られる会津若松城下に伝わる古今雛や、松尾芭蕉が「奥の細道」で訪れた宿場町、須賀川を代表する江戸期の女流俳人、市原多代女ゆかりの享保雛、京都の伏見人形と並び土人形の二大源流と称されている仙台の堤人形など、東北の歴史と文化の厚みを物語る珠玉の名品が見どころとして揃います。
<2016年展示テーマ>
※展示内容は変更となる場合があります
十畝の間(じっぽ) :花巻のお雛さま/花巻市博物館(岩手・花巻)
漁樵の間(ぎょしょう) :大迫宿場の雛まつり(岩手・花巻市大迫町)
草丘の間(そうきゅう) :盛岡町家旧暦の雛祭り(岩手・盛岡)
静水の間(せいすい) :白石城主 片倉家伝来の雛人形(宮城・白石)
星光の間(せいこう) :宮城県に伝わるお雛さま
(宮城・仙台、村田町、白石)
清方の間(きよかた) :福島のお雛さま/須賀川市立博物館・
会津若松 会州一醸造元
頂上の間(ちょうじょう):手作りのお雛さま/三春張子(福島・三春町)、
水沢のくくり雛(岩手・奥州)
― 開催概要 ―
◆展覧会名: 『百段雛まつり』~みちのく雛紀行~
◆開催期間: 2016年1月22日(金)~3月6日(日)計45日間 ※会期中無休
◆開催時間: 10:00~18:00(最終入館17:30)
◆入場料 : 1,500円(前売券1,200円、学生800円 ※要学生証呈示)
※小学生以下無料
◆会場 : 目黒雅叙園 東京都 指定有形文化財「百段階段」
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