Article Blog

着物アドバイザー坪井先生の「キモノのツボ」(12) 着物12ヶ月の着こなし【12月編】 / denmira blog

こんにちは!
着物アドバイザー坪井梨絵子です。

朝晩の冷え込み方が冬らしくなってきましたね。
寒がりの私は戦々恐々です。

12月最大のイベントといえば、もちろんアレですよね。
冬至や天皇誕生日や大晦日なんかもありますが、
盛り上がるものとなるとやはりクリスマスがダントツです。

シーズン中は小物にクリスマスカラーやアイテムを取り入れて、
さりげなく浮かれるのが大人の楽しみ方(私見です)。

モミの木サンタクロースアクセサリーを
帯留め代わりにしたり、
ラメの入った端切れを半衿にしてみたり。
星型のかんざしを挿すのもいいですね。

くどくならないよう、
12アイテム程度ポイントづかいにすると
ちょうどよい気がします。

クリスマス直前~当日なら、
真っ赤な無地着物+白が基調の帯
+緑の帯締め帯揚げ+金色の帯留め・・・と、
コッテコテのクリスマスコーデも可愛いですよ。

 

20151222_4054066

 

さて、画像は
緑色地の更紗柄の着物麻の葉柄の染め帯です。

更紗柄というのが元々は舶来の模様ですし、
何となく洋風の雰囲気を醸し出していなくもない・・・ような。
(舶来と言ってもインド起源ですが)
シカ柄の帯をトナカイと言い張って締めようかとも思いましたが、
幸いにも質感が合わなくてやめました。

帯留めは手作りです。
サンタクロースは紙にペンで描いたものに
ボンドを乗せて厚みを出した上に透明なネイルカラーを塗って防水。
星はボンドのみで作った上にラメ入りネイルカラーを塗って完成です。
ボンドをもっとこんもりと盛り上げた方が可愛いし
帯留めらしくなるのですが、乾くのに何日もかかります。
今回は急に思いついたのもあって薄めで失礼・・・。

子供の頃やっていた一人遊びで、
机にボンドを垂らして乾かして、上や裏を色ペンで塗り、
机からはがして半透明の色味を眺めて楽しむ、というのがありました。

授業中に何をやっているんだという話ですが、
まさか大人になってから役に立つとは。
気を付けているのは、
ツルツルした台にボンドを垂らすこと(後ではがしやすい)と、
ボンドは水溶性なので最後に何かしら塗って防水することぐらい。

グルーガン(樹脂を溶かして使う接着剤)を持っている方は、
防水が不要なのでもっと簡単にできますよ。
ちょっとコツはいるものの慣れれば簡単に作れますから、
ぜひ挑戦してみてくださいね。
 

**********************************
坪井 梨絵子(ツボイ リエコ)
着物アドバイザー
イラストレーター
日本伝統文化コーディネーター
**********************************

 

 

でんみらブログ(2015.12.22)

http://blog.denmira.jp/?eid=352

Powered by: Wordpress