明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
=== でんみらスタッフ一同 ===
伝統文化コーディネーターの下藤です。
2016年(申年)がスタートしましたが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか!?
初詣はどちらに行かれましたか?
念願叶いまして、
お伊勢さんに初詣してまいりました。
「お伊勢さん」や「大神宮さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮ですが、
正式には「神宮」と言います。
外宮には、豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。
農耕の神様、衣食住の神様、あらゆる産業の神様なんです。
ある日、雄略天皇の夢に、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が現れ、次のように言ったそうなんです。
「毎日ひとりで食事するのはちょっと寂しいから、
丹波国にいる豊受さんをこっちに連れてきてくれないかな?」と。
こんな軽い言い方だったかどうかはわかりませんが、
雄略天皇はさっそく、
内宮に近い場所に、豊受大御神を祀るようになった、
それが、外宮の正宮の場所なんですね。
また、一般に「内宮」と呼ばれていますが、
正式には「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と言います。
皇室の御祖神であり日本の総氏神である「天照大御神」をお祀りしていて、
我が国で最も尊いお宮である、とも。
江戸時代。
6人にひとりが目指したお伊勢参りブームがあったそうなんです。
一生に一度は参拝したいと全国の人々が願った伊勢神宮。
交通網が発達していませんし、時間もお金もかかりそうですし、
一生に一度でも、どれほど大変だったことでしょう。。。
お伊勢参りの旅人は、筒状に丸めて背負ったゴザの先に「ひしゃく」を差し、
伊勢の人々は、それを目印に施行(おもてなし) を行っていました。
多くの人の手助けや神宮のおかげを受けて、無事旅を果たせたことから、
その時代、お伊勢参りは「おかげ参り」と称されたといわれています。
今の時代では、
新幹線やらバスやら、車やらと1日でも行けるようになりました。
わたしは伊勢神宮へは3度目の参拝です。
ありがたいことです。
それでも、昔も今も変わらないのは、
たくさんの人のおかげで無事に旅ができているということ。
いつもいつも、本当に、
感謝の旅だなって、おかげ旅だな~と思います。
これは伊勢神宮に関わらずですね。
わたしは旅がすきです。
2016年もたくさんの旅ができたらなと思います。
各地で吸収したことを、
でんみらを通して、みなさまにお伝えできたらとも思います。
それではみなさま、
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
でんみらブログ(2018.1.6)