「長浜曳山(ひきやま)まつり」(国の重要無形民俗文化財)の「裸参り」が9日から滋賀県長浜市内で始まった。13日から行われる子ども歌舞伎を前に、まつりの成功や子ども役者の健康、歌舞伎奉納のくじ取り式で良い順番が決まることを祈願する行事で、街にはお祭りムードが漂い始めた。
今年の出番山の鳳凰山(ほうおうざん)(祝町組)と高砂山(たかさござん)(宮町組)、猩々丸(しょうじょうまる)(舟町組)、壽山(ことぶきざん)(大手町組)の4町から、若衆たちが午後8時過ぎに出発し、市街地を上半身裸のはちまき姿でちょうちんを手に「ヨイサ、ヨイサ」と声を出して練り歩いた。
若衆は長浜八幡宮(同市宮前町)に到着すると、境内の手水舎(ちょうずや)の井戸に次々に飛び込み、掛け声とともに冷水を掛け合った。裸参りは12日まで行われる。13日に、くじ取り式がある。
また、9日夕には、まつりの役員の総当番らが子ども歌舞伎の上演時間を確認する「線香番」も各町であった。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20150409000168
参照元記事 / 京都新聞