春の高山祭（日枝神社例大祭）が１４日、高山市で開幕した。終日降り続けた雨で屋台の曳（ひ）きそろえや御巡幸は中止となった。夜祭まで中止されるのは２００９年以来、６年ぶり。
祭りの呼び物の壮麗な１２台の屋台は、各屋台蔵で待機したが、各蔵はからくり披露やおはやしの演奏などで祭りを盛り上げた。神社での神事や、氏子らがみこしを担いで神社から御旅所へと練る神おくりは行われた。
上一之町の麒麟台（きりんたい）は、屋台組の計らいでちょうちんが飾られ、雨間に蔵先へ曳きだされた。宵闇にひときわ目立つきらびやかな屋台に、観光客は見とれた。
多くの外国人観光客の姿が目立ったが、平日開催や祭り行事の中止の影響で、人出は７万人（前年１１万人）にとどまった。
１５日も曳きそろえやからくり奉納を予定している。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20150415/201504150850_24725.shtml
参照元記事 / 岐阜新聞
屋台組の計らいで蔵から曳き出された麒麟台＝１４日午後５時５７分、高山市上一之町 / 岐阜新聞
