Article Book

“にっぽん”を学べる子ども向け図鑑が売れている

外国人観光客が増え、食をはじめ日本文化の輸出がさかんになり、2015年4月の学習指導要領の改定で小学校の教科書に日本の郷土文化を学ぶ項目が加わるなど、日本再発見がブームになっている。そんな中、小学館が発売した『にっぽんの図鑑』が売れている。2015年2月25日の発売以来好調だったが、4月にNHKの情報番組『あさイチ』で中江有里さんが「子どもに贈りたいイチオシの本」として紹介すると、売れ行きに拍車がかかり、その後もメディアでの紹介が続いているという。

同書は「日本のこころ」「日本の暮らし」「日本の伝統」の3章からなり、あいさつ、おもいやりのしぐさ、神社・お寺、神さま・妖怪、土偶、日本庭園、和食、銭湯・温泉、祭り、伝統芸能、武道、短歌・俳句といった83テーマを掲載。テーマに関連したクイズ、版画や、刺しゅう、切り絵、人形などクラフトも用意し、立体的なビジュアルも使って子どもたちの興味をかき立てる工夫をしている。

小学生の子どもからは「日本の妖怪が面白かった」「姫路城の迷路がとても楽しかった」「日本一小さいお寿司のページが好き」「狛犬の口の話が面白かった」といった感想が寄せられているという。親世代からも好評だが、「海外で暮らす孫に買ったけど、私自身も楽しめた」という人も。

「フランス語訳のオファーが届いたり、この図鑑を授業に使う小学校も出てきています」(企画・編集を担当した小学館・青山明子氏)

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150519/1064586/
参照元記事 / 日経トレンディネット

小学館の子供図鑑 プレNEOシリーズ最新作「にっぽんの図鑑」(小学館)。2800円。オールカラー192ページ / 日経トレンディネット

小学館の子供図鑑 プレNEOシリーズ最新作「にっぽんの図鑑」(小学館)。2800円。オールカラー192ページ / 日経トレンディネット

Powered by: Wordpress