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伊賀くみひもでヒツジ形グッズ 地元の会社が制作 / 三重

伊賀市上野寺町の伊賀くみひも会社「やまぐち」が、来年のえと「未(ひつじ)」にちなみ、ヒツジをかたどった置物と根付を作った。伊賀地方を代表する地場産業の一つ。和服の帯留めや羽織ひもなどの伝統工芸の職人技を生かした。

同社は年ごとのえとの置物や“和風ストラップ”の根付を作って二十年近く。伊賀くみひも業界では、ネクタイやキーホルダーなど商品の品ぞろえが広がっているが、こうした十二支のグッズは少ないという。

毎年デザインに工夫を凝らす。個人消費の回復など景気が急加速するよう願いを込め、「短距離走のクラウチングスタートの姿勢のように、今まさに走り出そうとているヒツジをかたどった」と山口明彦(はるひこ)社長(56)。新年用に「おめでたい白」にし、ひもが複雑に組まれている。

夏場から職人さんたちが作り始めた。置物は、いつものように企業から大口注文があり、五百個近くを制作。根付は一万個余りを作り、新春に向けた土産物として出荷した。

年明けからは、二〇一六年のえとの申(さる)に合わせ「どんなサルを作ろうか考える」。見本も作り、実際に作業に取りかかるのは半年後。長さ数センチと十センチほどの精巧な伝統工芸品に精魂をこめる。

置物(二千二百六十円)、根付(七百五十円)は四十九(しじゅく)町の伊賀くみひもセンター「組匠(くみ)の里」で販売している。休日を除く毎週月曜日休館。年末年始休館。(問)センター=0595(23)8038

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20141217/CK2014121702000026.html
参照元記事 / 中日新聞

来年のえとの未をかたどった伊賀くみひもの置物=伊賀市上野寺町で / 中日新聞

来年のえとの未をかたどった伊賀くみひもの置物=伊賀市上野寺町で / 中日新聞

手のひらにのるサイズのヒツジの根付=伊賀市上野寺町で / 中日新聞

手のひらにのるサイズのヒツジの根付=伊賀市上野寺町で / 中日新聞

 

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