News

和菓子文化 園児が実感 金沢 森八、職人の技伝える / 石川

金沢市の和菓子製造販売「森八」は九日、みやこのもりこども園(材木町)で、和菓子作り体験教室を開いた。園児たちは、伝統の味をかみしめながら、和菓子文化に触れた。

ことし創業三百九十年を迎え、金沢の菓子文化を守り伝えるとともに、社会貢献活動の一環として福祉施設や学校で開催。桜華幼稚園と材木保育園を運営する同園では、両施設の年長児計二十四人がエプロン姿で参加した。

菓子職人の中宮千里さんが、金沢で盛んなお茶とともに和菓子も発展し、全国でも有数の菓子どころになった森八のお菓子には千余りの種類があり、一日千個以上を作っている-など、長い時間をかけて大切に受け継がれている仕事を紹介。「大きくなったら金沢の文化を支えて」と語りかけた。

待ちかねた体験教室では、桜と蝶(ちょう)の上生菓子作りに挑戦。中宮さんから「上手だね」と励まされながら、小さな手のひらで黒色や茶色のあんをピンクと黄色のあんでそれぞれ包んで形を整え、角棒やはしで花びらや羽の模様付けに熱中していた。

材木保育園の根来宗佑ちゃん(6つ)は「きれいな形にするのが難しかったけど、とってもすてきな色のお菓子ができてうれしい」と笑顔だった。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150210/CK2015021002000042.html
参照元記事 / 中日新聞

中宮さん(右)の手ほどきで和菓子を作る園児=金沢市材木町で / 中日新聞

中宮さん(右)の手ほどきで和菓子を作る園児=金沢市材木町で / 中日新聞

園児が手作り体験をした上生菓子の桜と蝶 / 中日新聞

園児が手作り体験をした上生菓子の桜と蝶 / 中日新聞

 

Powered by: Wordpress