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400年の歴史を持つ伝統工芸「印傳屋」の映像作品公開、TICAの石井マサユキが楽曲提供

天正十年(1582年)の創業以来、鹿革に漆で模様付けした伝統工芸品を製造販売する“甲州印伝”の総本家「印傳屋(いんでんや)」が、甲州(山梨県)の魅力を紹介するショートムービーを公開した。

この映像に印象的かつ耳に心地よい音楽を手がけているのが、ギタリスト・石井マサユキとヴォーカリスト・武田カオリから成る男女2人組ユニット・TICA。ショートムービーでも現代的な電子音と幻想的で豊かな音像が絶妙に混ざり合い、トラディショナルな映像に違和感なくマッチしている。近年も幅広い活動を展開している2人はTICA以外でも石井がハナレグミ、CHEMISTRY等のバックバンドを務めるほか、映画音楽等でその名前を見かけることができる。一方の武田もCM音楽を中心に、客演でもその才能を発揮している。

甲州印伝は400年以上もの歴史を持つ、経済産業省にも認定されている伝統的工芸品。近年まで門外不出とされ、代々の家長上原勇七のみに口伝で伝承されてきた。軽くしなやかな鹿革は戦国時代には武将たちの戦装束を彩り、江戸時代以降も上層階級や粋人たちに愛用されていた逸品である。

いまや海外のラグジュアリー・ブランドも注目する印傳屋は、2012年に海外向けのオリジナルブランド「INDEN NEW YORK」をアメリカ(ニューヨーク)とフランス(パリ)で発表するなど積極的に海外展開を行い、日本/甲州の伝統工芸の魅力を世界へ発信。古来の技をかたくなに守りつつも、時代の流れにあわせて変化してきた。独自の技法と伝統は守りつつ、「甲州発、日本の魅力を世界へ」をテーマに積極的に海外展開を行うなど、より多くの顧客に質の高い製品を提供し続けている。

そんな印傳屋は創業以来、甲州の人々から愛され、甲州の地に育まれて、まさに甲州の歴史とともに歩んできた会社。このたび公開された映像作品はそんな地元への感謝と、甲州が持つ魅力を世界中へ発信することを目的としているという。

甲州印伝のルーツを求めて、2014年3月から11月までの9カ月にわたり山梨県の各所を巡って撮影されたこの映像は、日本人ならば誰もがDNAレベルで感じるであろう懐かしさや、自然の美しさ・儚さを生活に取り込み文化として洗練させてきた、日本ならではの美意識を再認識できるような作品に仕上がっている。

 
甲州とともに、歩む。-Walk together with Koshu,Japan-
https://www.youtube.com/watch?v=XvmlnL3QKp8

 
■印傳屋 公式サイト:http://www.inden-ya.co.jp/

 
http://www.musicman-net.com/artist/44702.html
参照元記事 / MUSICMAN-NET

甲州とともに、歩む。-Walk together with Koshu,Japan- / MUSICMAN-NET

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